お客さんからの注文で入荷して来たタイヤが、たまたま同メーカーで同サイズが入荷して来まして持ってみたところあまりにも重さが違うので、ふと考える部分があって思い出した。いま勢いのあるトーヨータイヤの話題のタイヤ「オープンカントリーR/T」と、実はかなり前からあるデザインの「オープンカントリーM/T」なのですが、持った瞬間に分かる位に重さが違うので計ってみた
オープンカントリーM/T と オープンカントリーR/T その差 なんと 8.5kg !!
凄くない!!
バネ下重量の1kgの軽量化は、バネ上重量の10kgの軽量化に匹敵する!!
って言葉がある位なんだけど、4本で34kg って事は340kgの軽量化に匹敵するのか って訳なんだけど、 長年色々とやって来た中で感じるのは確かにこの言葉にあるのも分かります。 実際四駆の場合冬タイヤに履き替えた時に「静かで速いし燃費もいい」ってみんな言うんだよね、これってそれを体感しているんだよね。 なのでホイールメーカーさんも、昔は軽量化で日本の技術の結集のような凄いのを作っていたけど、時代の流れで価格競争に押されてある程度妥協して鋳造1ピースホイールの売りやすい価格バージョンを販売している所も多々ありますが、今回は拘りの一品を作り続けているレイズさんの名品「TE37」を履く。
これ凄いね!! 持った瞬間軽いのが分かるもんね。 ただ今回組んだのは重い方のタイヤでしたまあ、たまたま同じサイズがあったので発覚しただけでオーナーさんはそこの部分に惚れた訳でなくて、タイヤとホイールのデザインに惚れてのチョイスですので今回の軽量化の題材とは違うんですけどね。
タイヤの重さが何故そんなに違うのか!?
これはタイヤサイズの後ろにある数字 ロードインデックス(荷重指数)と言うものなのですが 要するにタイヤの強度。
オープンカントリーM/T LT265/75R16 123P 123 = 1550kg
オープンカントリーR/T LT265/75R16 112Q 112 = 1120kg
と言う違いがあるのです、1本辺り 430kg の強度の違いが重さに比例した来たわけですね。
何故そんなに強度が高いのか!? このサイズってアメリカのフルサイズのデューリーとかが履くでしょ!! あの重い車にメチャメチャ積んで走るからね、バーストでもしたら訴訟されてしまう国ですから絶対的に壊れないタイヤを作っているんですよ、対米国向け仕様は特にね。
と言う事でした。