問い合わせや質問も多いのですが、数が増えるとショボい業者も増える図式は昔も今も変わらないのですが、車の構造も分からず知識もない素人のお店が、「うちでもリフトアップ出来るよ!!」って騙されて適当な事になっているパターンが多くて、オーナーさんは知らないから大丈夫だと信じてやってもらっているパターン。でも、何だか真っ直ぐ走らないし乗り心地も悪いし・・・ って疑問を抱き店に持って行くと「リフトアップしたらこんなもんだよ」って口で修理。これ、昔の四駆ブームの時も多くあったやつで、そんな事やってた店は儲けるだけ儲けてブームが移ったらそちらに変わるか無くなっているのが現状・・・ そんな時代を通り抜けて昔からやっている四駆屋さんは商売は下手だけどちゃんとした仕事をして来たから残っているんだと思う。 同じくその時代を通り抜けて来ているお客さんは、そんな素人のような店の人より詳しいから疑問を抱く店には行かないしね・・・
でも、初めて四駆に乗って宣伝をバンバンしているお店だったら信用しちゃうし、正しいか正しくないかもわからない訳だからね・・・ なので、そこで疑問に思ったりすると問い合わせがあるんだけど、ほとんどの場合がそんなパターンでやられている車が多いので、不具合や不安定での相談が多いですね。酷い車だと走行中に破損してレッカーで運び込まれるパターンや引き取りもあるのですが、うちらのような田舎に住んでると、ここ最近の四駆ブームなのかどうか知らないけど、うちも150プラドが増えてますね!!
うちの場合、2インチアップが一番多くて、その次は8インチアップなんです。
3インチは選択肢がなくて、2インチ以上上げたいのであれば6インチアップなんです。
この辺りのサスペンションは、ノーマルの1Gの状態からジャッキアップしてタイヤが宙に浮くまでの距離は10cm(4インチ)なんです。そのうちの8cm(巷で言う3インチ)も上げるのに硬いスプリング入れたらどうなるか!? 伸びのストロークが無いから「つま先立ち」して走る事になるんです。 ではスペーサー入れたらいいのか!? 良い訳がなくて、サスペンションの伸び側を規制しているのがショックの伸び切り!! だから長くしたら伸びていく方向には動くけれど、アッパーアームやロワアーム、そして一番細いステアリングのタイロッドエンドは全てが「逆関節」をガンガンかまされて走る事になるんです。だから壊れているんですよ!! 伸びも縮みもあって動くからサスペンションなのであって、それではサスペンションの役目も疎かになるし、走行安定性に影響するので危険でもあります。 なので、20インチも30インチも上げる店が言う2インチの意味を理解していただきたい。ちなみに8インチは、6インチアップのキットに2インチのコイルを入れるからなのですが、乗り心地も負担も2インチアップと同じと考えてもらえれば分かりやすいかな!?これらが8インチアップ仕様に37インチタイヤね。 みなさん遠方からご依頼ありがとうございます。