ランクルに乗っている人だと、かなりの数の人が経験していると思う「セルモーターのオーバーラン」 うちの店でも数え切れない程の台数の修理をしたのですが、なぜかリコールにならないんですよね。
そう思っているのは僕らだけでもなくて、検索したらたくさん出てきましたね!
そこで、これを見ていただきたいのですが
僕も初めて見たのですが、これセルモーターのオーバーランが原因で起きた火災です!
セルモーターのマグネットスイッチの接点が焼きついてくっついたままになって、エンジンがかかっているのにセルモーターが廻りっぱなしになるから、モーターって逆の力がかかると発電機になるのは学校で習いましたよね!?
そのままにしておくと、当然ハーネスが熱をもってくるので被服が溶けてショートします、その後は可燃物に引火して火災になる次第ですね!
長年車に携わる仕事をしていますが、セルモーターのオーバーランをする車なんて、ランクル80と70くらいしか見た事ないですもんね。
サービスキャンペーンと言うリコール手前の逃れのような対策では該当しているので、異常の出た物に関しては交換してくれているんだけど、こうやって火災になったものに関しては「知らない」って事らしい!?
オーナーさん曰く 相手が大きすぎるし、裁判するお金や時間、弁護士費用など考えると諦めるしかないと泣き寝入りするしかない・・・との決断。
どうなんですかね?
アメリカだったら大問題ですよ!
しかし、何とかしてもらいたいですよね、幸い消防が早く消火にあたったのでエンジンルームだけの火災で済んだのですが、いずれにしても全損ですよね!僕も最初は修理しようかと思ったけれど、エンジンルーム内の部品は全て使い物にならないし、繋がっているハーネスも当然ダメなので相当な出費になりそうだし、酸化したボディも交換しないとダメなのでね。
お客様相談室にでも相談してみるかなあ・・・