久しぶりに大物の検査に行ってきました。
この EXCURSION は、オーナーの強い要望でリーフスプリングからコイルスプリング仕様への改造をしたのですが、当然そのようなキットは無くて全てを1から設計して作り直す事になります。
注文としては
・四輪コイルスプリング化
・快適な乗り心地
・高速安定性を重視して200km/h出しても大丈夫な事
・ボディリフト無しで38インチが余裕で納まる事
・ヒッチメンバーが車庫のフェンスより高くなる車高
と、言うのは簡単だけど造るのは難題ばかり。
製作に当たり注意が必要なのは、車両重量が3500kgあるのでラングラーやランクルを作るのと訳が違い、より強靭な強度を要する事と、車両価格がレクサスを買う程する高級車なのでクォリティーにもこだわりたいとこです。
ハイリフトなのに走行安定性を求めるのも、現代には当然の事なのでリフトアップによる犠牲をどうやって攻略するかも腕の見せ所かと !
( 詳しくはまた別のコーナーでアップします )
ともかく、車が完成し検査にこぎつけるところに来ましたので行って来ましたが、車の製作には時間がかかりましたが検査はあっけなく ? もちろん改造申請は久しぶりたくさん提出して、普通のホチキスでは綴じれない程提出しましたけどね。
車両重量は3700kg 重い !!
言い忘れましたが、この車6000ccのディーゼルターボ
325ps 77.5kgのエンジンを積んでいます、通の人は知っていると思いますが、ガソリンより遥かにパワフルで速いです。
完璧にしたいオーナーなので、ファイナルギヤを変えてあるのも言うまでもないのですが、この重さを感じさせない軽快な走りをする巨体、出来上がるまで不安だった操縦性も片手で楽々、足回りだけで実測13インチアップしたけどペラ鳴りも無く、ロールもしない安定性、乗り心地はリーフと比べるまでもなく快適に仕上がっている。
時間はかかったけど肩の荷が少し下りた感じがする、後はナビとハイリフトの安全装備である前後カメラとモニターを付けたら完成で、後はポリマーかけて納車かな。