この時期はイベント続きで、インドアショーのイベントをすっかりと忘れていて気が付いたのが盆前 !
当然のように忙しい最中なので、考えないようにして盆明けにふと思い出したけど、今からショーカーなんてとても間に合わないので、今製作中の車(内緒)を出そうと頑張ってはみたものの、同時開催のもう一つのイベントに参加の車の依頼も受けていたので、そちらを仕上げているうちにどんどんタイムアウトが迫り、急いで作ってもろくな事が無いのでやめて、急遽永遠のショウカーを引っ張り出すことにした。
この車も15年も前に製作した車なのだが、これの存在を知っている人も少なくなった今となっては、ここまでお金と労力をかけた四駆のショーカーは、過去にも現在にも無いと自負している。
この車には名前もついていて「 Many Shock 」と言います、製作当初は72本だったショックも翌年には100本に増え、ごく一部しか知らないけどカラーリングも変えている ! そうした外観から来るカルチャーショックと、当時のハイリフトには定番の2WDにしかならない上げ方 ?
僕は、「四駆は四駆にならないなら意味がない」当然と言えば当然なのだが、プロペラシャフトの回らない程の高さを作る世界では無理が生じる、
そこで、高さとペラを回すことと、そして抜群の直進性をも得られる改造をしたのです、いわゆるナックルの加工とその他秘密部分なのですが、当時のビルダー達はみんなカルチャーショックを受けた事が印象にあります。
久しぶりに会場の周りを全開走行してみましたが、乗り心地はともかく直進性は手放ししても大丈夫 ! ノーマルの60よりはるかに直進性が良い、現代にも十分通用するなあと歓心。
話を元に戻して、もう一つのイベント X5 (クロスファイブ)にも行きましたが、とりあえず足を作らせていただいた車の勇姿を見に !
リフトアップが少ないだけにいい感じ !
このイベントは、会場の照明を落として車を使っての演出を仕掛けるみたいな感じで、各部門があり出展というよりエントリーと言う感じで、審査があり表彰されるコンテストだ !
そんな中でその車はトラックの部門で1位が取れたらしく大きなトロフィーが飾ってありかっこよかった、うちでやった事は少しのお手伝い出来たかと思い、ちょっと関係したので嬉しかったですね。
車をカスタムする世界は、形はどうであれ気持ちは同じだと思う、その人の個性を強調し引き出す、表現する表れかと思うのですが、綺麗に仕上げるという事は基本ですね。
2007年9月アーカイブ
台風が関東を直撃すると言われた先週、まさにその日に関東に向けて出張検査に向かいました。
今回は山梨ナンバーだったので、構造変更を受けるにはその当地でしか受けれないので山梨に出張検査に行く事になりました。
木曜日の定休日に朝からテスターをかけたり、各部の調整をしたりして検査の準備をして積車に積み込み、夜10時頃に出発 ! 岐阜では台風の感じもなく雨もパラパラ、しかし道路は甲府昭和 I,Cで通行止の情報 !
まあ、そこまでしか行かないので問題なし。
夜も遅いし台風で道が空いているので、しばらくは下道をのんびりと中津川まで走り、中津川 I.C から中央道に ! そして諏訪湖辺りまでは雨もなく穏やかに走行 !
そこからは台風らしく雨風が強くなってきた !
甲府昭和の手前で一応トイレでも行っておくかと思いSAに入ったのが大間違い、中が満車であふれて通路にもギッシリとトラックが路駐して身動きが取れない ! バックもできない ! うーんこのまま朝になるのかと不安を懐き待つこと数十分、やはり先を急いでいた運転手が邪魔になっていたトラックに文句を行ってどかしてくれた。 助かった、言うまでも無く即行で出口に !
通行止めのすぐ手前のSAには入るべからず、と勉強になりました。
朝まで仮眠の後、検査の手続きをして検査ラインに !
もの珍しそうに検査員が来て外回りの検査をして、「これは何の改造ですか? 」と「改造申請に該当するのはプロペラだけです。」とか、いつものやりとりの後、「マフラーの音量計ります ! 」 「えーっこんな静かなのも計るの ? 」と言うと「一応みんな計ってます。」との返事、ずいぶん暇なのか、まじめなのかわからないけど時間もあるので付き合うことに !
一通りの検査を終えて、何の問題もなく終わり計算をしてもらう時間の間に降ろしてあった荷物を元に積み込み帰宅準備、「すいません、傾斜テストさせて下さい ! 」
またまた「えーっ、こんな高さの車でもするの ? 」仕方なく荷物を全部汗だくになって降ろしてテスターに !
当然のごとく倒れるはずもなく終了、まあブログネタに携帯写真をパチリと撮影。
運輸支局も地方で各差がありますが、受けに行って感じるのはあまりリフトアップの車を検査に持ち込みが無い事実、どうとらえていいかわからないけど違法改造が多いのか、うちが真面目にやりすぎているのか、検査員に聞いても「あまり見ないですね」とか「こんなの初めて見た」とか言われる、どうなんだろう ?
毎年恒例で行っているこのイベントも今年で8回目!
手探りで、自分達の走りたい気持ちを筆頭にみんなも同じ気持ちだと思い、気持ちよく全開にできるコースを心がけて作って楽しんできました。
エントラントも遠くは岩手や岡山からも来て頂きありがたい限りです、景気の悪いこの業界、当然のように影響もあり参加者の低迷や見学者の減少などもあるけれど、このイベントの為に車を作って来ている人や、遠くから遠征して来ている人、毎年エントリーをしてくれる常連さん達の顔を見るとやめるわけにはいかないなあ!とオフィシャルでいつも話しています。
エントリーしている車も毎年進化していて、パワーを追求して500ps以上出している車や、トータルバランスまで考えてあえてN/Aで追求してくる人、足回りやボディも考えて製作されていて、僕ら業界人も関心するばかりです。
でも、うちのお客さん達で言えば ロック仕様でトランスファーのギヤを落としている車やロック仕様の足で参加したTJや、ばかでかいサバーバンが飛んだりと普段とは違った走りを気楽に楽しんでもらう意味合いもあって、参加者はみんな楽しかったと好評でした。
また、来年も行えるようにみなさんの参加をお待ちしています。
本当は、一番走りたいのは僕らなんですけどね!